楽天証券、外国株の手数料引き下げ、これはうれしい!

重宝しまくっているマーケットスピードのおかで私の中ではファーストチョイスの楽天証券。9月1日、外国株の手数料の引き下げが発表しました。実施は9月25日(現地時間)の約定分から、だそうですが、これは大変うれしいですね。

↓楽天証券のHPから

日本の証券会社から外国株を売買する場合、手数料と為替手数料が結構、見えにくいコストでもあったのですが、楽天証券の場合、これでほんとうにすっきりしてきましたね。

私自身は海外の口座を開いて外国株を売買したいたこともあるのですが、実は、米国のいわゆるディスカウント・ブローカー、なかなか使い勝手が悪いんです。ツールは別料金を請求してきたり。投資信託であれば、昔とことなり、海外にあるものは殆ど日本でも日本円で購入可能になりました。中国株も米国株も楽天証券で購入可能なのですから、ほとんどワンストップショッピングというか、世界中の投資商品にアクセス可能になりましたね。それも現地の証券会社と比較しても引けをとらないくらいの低手数料で。ただ、すべての銘柄に投資可能というわけではないようですが。

 

あとばビットコインですね。最近、ウオッチしていますが、調べれば調べるほど、おもしろいです。おそらく楽天証券も他のネット証券も参入を検討しているのではないでしょうか?自社でやるのか、先行するビットフライヤーのような取引所(といっても会社)をM&Aか資本参加のような形をとるのか、いずれにせよ、とても楽しみですね。

「運用益がないのに高分配をつづけるのは理解できない」毎月分配型投信について

あまりに各社で大人気な毎月分配型投信、この一年で日経ではどんな風に記事に出てきているのかちょっと記事検索してみました。「毎月分配型投信」で検索したら、32 件でてきました。 その一覧は後でみていただくとして、いろいろおもしろい発見もありました。たとえば、

  1. NISAの対象は「毎月分配型でないこと」(金融庁)
  2. 半分以上の顧客は元本を食いつぶしていると知らずに購入している(金融庁)
  3. 「運用益がないのに高分配をつづけるのは理解できない」(海外ヘッジファンド)

日経はここまではっきり書いているんですね。業界よりのメディアと思っていましたが意外です。これらの各界からの厳しい指摘に対して「元本を取崩していると説明しても高分配を好む年配の顧客は多い」という東海東京証券の意見も紹介していました。

元本を取崩して、受け取る分配金は源泉徴収されるんだから年金への不安云々もないとおもう。明らかに詐欺的商品設計だと私は思います。説明の仕方だと思います。自社の商品設計力、運用能力、説明力の欠如を国や投資家の心理のせいだとしている日本の証券業界の悪い癖がでていると感じました。

以下がこの一年の「毎月分配型」で検索した記事検索の結果です。

2017/08/26 ファンド、REITを翻弄、投信決算の隙狙い短期売買、長期投資家は様子見姿勢(ポジション)

2017/08/11 相続1000兆円時代へ(下)「貯蓄から投資」に逆風、止まらぬ資産の現金化、証券、金融商品離れに苦慮。
2017/08/10 外国株型投信の残高最高、7月末公募投信、2年ぶり102兆円、日本株型、成長期待薄く。
2017/08/07 REIT――ドイツ証券シニアアナリスト大谷洋司氏、年内は1600~1700で推移(プロはこう読む)
2017/07/24 REIT――しんきんアセットマネジメント投信運用部長藤原直樹氏、今後2~3カ月は1700前後(プロはこう読む)
2017/07/17 毎月分配投信、初の資金流出、上期、金融庁批判で。
2017/07/15 REIT下落続く、東証指数、1年10カ月ぶり安値、投信の購入減。
2017/07/13 REIT6月、投信、3カ月連続売り越し。
2017/07/08 REIT「官製相場」第2幕、地銀、金融庁指導でETFシフト、低収益銘柄にマネー(ポジション)
2017/07/06 国内REIT型、高利回りに資金――分配金、相対的に高く(投信番付)
2017/07/04 オフィス指数、安値、REIT1年5カ月ぶり、地価上昇警戒。
2017/06/27 REIT、7ヵ月ぶり安値、オフィスなど、市況悪化を警戒。
2017/06/19 REIT――三菱UFJ国際投信シニアファンドマネジャー梶井広行氏、指数、年内は1700が下値(プロはこう読む)
2017/06/14 米REIT投信の減配続く?――ファイナンシャルプランナー深野康彦さん、人気集中、高利回り確保難しく(家計のギモン)
2017/06/13 投信、REIT売り越し、5月147億円、「毎月分配」資金流出で。
2017/06/01 先進国型、IT関連が上位――米株指数の高値背景に(投信番付)
2017/05/27 REITに思わぬ売り手、毎月分配型投信が一転、金融庁の意向がアダに(ポジション)
2017/05/17 投信、根強い「分配信仰」、金融庁長官が批判で自粛でも…(金融取材メモ)
2017/05/10 投信改革と金融庁の役割(大機小機)
2017/04/28 デキュムレーション(十字路)
2017/04/11 投信、資金流入8割減、16年度、8年ぶり低水準、月々の分配金引き下げで。
2017/03/30 新興国債券型の資金流入額――「為替ヘッジなし」が上位(投信番付)
2017/02/01 ビジネスリーダー、テクノロジー、ライフ、マネー(日経電子版から)
2017/01/31 ビジネスリーダー、スポーツ、テクノロジー、マネー(日経電子版から)
2017/01/28 板挟みの毎月分配投信、金融庁「資産形成にそぐわない」、運用難でも根強い個人需要。
2017/01/18 ビジネスリーダー、ライフ、マネー、テクノロジー(日経電子版から)
2017/01/12 資金流入額上位の海外REIT型――昨年12月は一転流出に(投信番付)
2016/12/28 トランプ相場、個人ひと息――今年の成績、読者調査、4割が運用プラスに(M&I)
2016/12/03 投信積み立てで老後資金作り(日経マネーセレクション)
2016/12/01 毎月型投信の分配金、「過半は元本から」8割、低金利響き運用難。
2016/11/26 老後資産、減らさない技(日経マネーセレクション)
2016/11/12 毎月分配ファンド、安定性で選ぶ(日経マネーセレクション)

「日本株式4.3倍ブル」ファンド、結構いい成績を出しています。

投資信託、何を買おうか?迷っているなら、ネット証券のランキング、参考になるかも…
ってことで今回も、8月弟2週がおわったところで、個人的に口座をもっているカブドットコム証券と、楽天証券のランキング、それぞれ各社からです。まずはカブトットコム証券。

で、次が楽天証券。

みんなが買っているから、自分も!というのは順張りの時は結構、うまくいったりします。ですから、ランキングをみるってかならずしも意味のないことではないと思います。もちろん、変な投資信託にお金が流れることもあるわけです。

ちなみに、3位の楽天日本株4.3倍ブルというのはブル=値上がり幅が4.3倍にレバレッジがかかったものです。

日本株4.3倍ブルってどんなファンド

私はずっと昔、米国株式市場でこういうレバレッジETFに投資したことがあります。スッテンテンになりました。長期でもつものではありません。こういう商品を投資信託というくくりにいれることに強い不信感を抱きます。

で、これがどんだけかっていうと…

チャートは週末の日経平均の日足です。8月9日にちょっと下がって、よく10日の木曜日も低く終わりました。

この週の売買で楽天日本株4.3倍ブルの購入が多かったということは、投資家の多くが、値下がりは一時的なもので、すぐ元に戻ると判断したということですね。だから、4.3倍のレバッレジ付きのものに投資したと。ところが、月曜日、19486円とさらに下がりました。15日の今日、すこしもどしましたが。

で、この日本株式4.3倍ブルの値動きですが、

と、8月14日に買えた人は4.3倍、日経平均が1.1%上昇ですから、良いパフォーマンスをあげています。

1年の基準価額の変移をみてみると

ちょっとわかりにくいのですが、2016年8月16日の基準価額が4227円。で、今日の引けが7437円。

対する日経平均ですが、

2016年8月16日が、16596円、で、15日が19753円。その差は歴然ですね。相場が一方向にうごくとき、強いですね。こういうファンドは。

 

絶好調のインド株式市場

で、いきなりですが、話変わります。このランキングとは別に、本日8月15日に楽天証券からメールがきました。タイトルは「「モディノミクス」期待で史上最高値!インド投資最前線」。つまり、インドの株式市場が調子がいいよ!という話です。もちろん、この手のメールはプロモーションですから、眉につばつけてみなきゃいけないのはいうまでもありません。

 

しかし、株価は正直です。このチャートはメールのリンク先をクリックしたらでてきた、インドの株価指数のチャートです。

 

で、インドは個人的にも旅行したことがあり、好きな国の一つではあります。このチャートをどう読むかは別として、好調に株価は推移しています。このこと自体、いいことです。今回、特に注意喚起したいのが、「無責任なメディア報道」です。(なので、楽天証券の悪口ではないです。念のため。)

 

このインドの指数をみて、とくに思い当たることがありました。みなさんはニュースとか経済系の週刊誌よんでいますか?私は…まあ、昔は片っ端から目を通していましたが、今は、「FACTA」と「選択」くらいです。

 

で、インドの経済が怪しいというのを選択の8月号で特集しているのです。しっかり読めば、記者は、特にインド経済に精通しているわけではなく、ネタがなくてかいたんだろうなあというのがわかります。しかし、そういう目でみることに慣れていない人にとっては、「そうなんだ!インドももう落ち目か?」と思ってしまう書き方です。

 

FACTAも選択も、ついでに日本経済新聞も、殆どすべてのメディアの殆どの記事で執筆者の署名がありません。無責任ですよね。ページ埋めるためにかいていると断定してもいいでしょう。

 

「選択」は書店では買えません。年間購読で郵送で送られてきます。私は購読しています。それは精度の高い分析を期待してのことでした。ですが、今回のインドの記事、がっかりですね。ちょっと愚痴っぽくなってしまいました。どのくらい記者が本腰を入れて書いていないか、明日、詳しく検証したいと思います。

 

ただ、間違いなくいえるのは、定性分析(数値化できないもの)は、素人(「選択」の執筆者のこと)が簡単に論じるべき内容ではないとおもいます。おそらく、「選択」の読者は経営者や、官僚、引退した教員など、世の中一般的には教養人とみなされる人々で、途上国投資というリスク資産(投資信託を含みます)へのエクスポージャーはないから、「ああ、そうか」でおしまいです。ですが、もし、インドの市況をウオッチしている読者がいたら、「何、書いてんだ!この記者はwww」というところでしょうね。

【カブドットコム証券】話題のサイバーセキュリティも!「本邦初ファンド取扱記念!キャッシュバックキャンペーン」

「ワールド・ビューティー・オープン」、「サイバー・セキュリティ・株式オープン」どんなファンド?

カブドットコム証券から「【カブドットコム証券】話題のサイバーセキュリティも!「本邦初ファンド取扱記念!キャッシュバックキャンペーン」の件名でメールがとどきました。この本邦発ファンド!いったいどんなものなのでしょう????ドキドキ!しながら本文をよんでみると…

旬なテーマに飛び乗れと題して、AI関連や美容関連の企業に投資するあたらしい投資信託2銘柄のPRでした。「ワールド・ビューティー・オープン」そして、「サイバー・セキュリティ・株式オープン」と、名称だけ聞くと、なんだか期待したくなっちゃいますよね。なので、ちょっとそれぞれについてみてみました。投資信託で何を買おうか?迷っている人がいたら判断の参考にしてもらえたらと思います。

ワールド・ビューティー・オープン


で、ワールド・ビューティー・オープン、カブドットコム証券のファンド情報の説明をみてみました。

日本を含む世界各国のビューティー・ビジネス関連企業の株式に投資を行う。ビューティー・ビジネス関連企業とは、委託会社の視点において、「人の美しさ」の向上に寄与する事業などを行い、今後の美容関連市場における成長の恩恵を享受すると考えられる企業をいう。株式への投資にあたっては、企業収益の成長性、財務の健全性、株価水準等を考慮して、銘柄選定を行う。原則、為替ヘッジを行わない。ファミリーファンド方式で運用。6、12月決算。

なんか、すごくいいこと書いてあるかのような気がしますけど、どうなのかなあ???一部のブランドの強い次代、相変わらずだと思いますけど。テレビ通販とか、みてるとユーグレナとかホソカワミクロンのとか、いわゆる資生堂のような業界の巨人みたいな会社以外の製品もあつかっているけど、店頭でみることってあんまりないような気がする。なにより、異業種と言えば富士フィルムも化粧品だしているけど、富士フィルム全体への業績、ひいては株価への影響ってどうなんだろう。どうせ、構成銘柄は海外もLVMHとかピノープランタングループのような、いつもの同じメンツになるんだろうなあって買う前からゲップがでてきちゃいますね。

サイバー・セキュリティ・株式オープン


このサイバー・セキュリティ・株式オープンですが、カブドットコム証券のファンド情報の説明によれば、

主として日本を含む世界のサイバーセキュリティ関連企業の株式に投資を行う。投資にあたっては、サイバーセキュリティの需要拡大および技術向上の恩恵を享受すると考えられる企業の株式の中から、持続的な利益成長性等を考慮して組入銘柄を選定する。アリアンツ・グローバル・インベスターズ・ユーエス・エルエルシーに運用指図に関する権限を委託する。原則として為替ヘッジを行わない。ファミリーファンド方式で運用。6月決算。

こちらも普通に、オラクルとかマイクロソフトとか、要するに時価総額が大きくて、簡単に株価が極端に上下にブレない銘柄への投資比重が高いんだろうなあってことが容易に想像がつきますね。

リーマンショック以後の市場の特徴として、全体があがっていればあがる、というわかりやすいインデックスの動きがありました。いままでの風向きがすこしかわろうという中で、個別のテーマは面白いとは思いますが、私のような貧乏人からすれば、こういう時こそ、ひふみ投信のようなファンドに運用をおまかせしたいですね。

 

運用会社は三菱UFJ国際投信、で、どうなの?


大企業だから仕方ないことなのでしょうけど、三菱UFJ国際投信って、旗艦ファンドはあるんですか?誰がどのファンドを運用しているんですか?その運用者の哲学は?そういうものがまったくみえないですよね。なんていうのかな。こういうファンドをつくってみたよ。投資家のみなさん、関心あるでしょ?!良かったら買ってね。オシマイ。

もちろん、こういう大手の運用会社も、運用担当者を前面に出して投資家に息長く所有してもらいたいと思っていた時代もありました。ですが、なんていうか、当時からそういう運用担当者のコメントを読んでも何もつたわってこないんですよね。結局、今はそんな風潮、ないですよね。

投信の運用会社にしてみたら、販売先のネット証券へのインセンティブというか、そのネット証券からの購入者に手数料のキャッシュバックキャンペーンをつけるような形で投資家の興味を引いてもらって、購入してもらって、残高を積み上げるしかないんでしょうね。で、そこから信託報酬を毎年徴収していくと。

この手数料無料とかキャッシュバックキャンペーンが主流になってしまった背景には、どの投信も構成銘柄が似てしまって、投資家がどれをかったらいいのか判断できない、ってこともあるかと思うんです。だから投資家は、結局、キャッシュバックキャンペーンに乗っちゃうわけですね。でも、冷静に考えれば、購入手数料が安いから買うんじゃあなくて、資産を増やしたいからリスクをとって、投資信託を購入するわけですよね。本末転倒です。購入手数料なんて、実際、たいした金額でもないわけです。そんなわずかな金額が惜しければ、投資なんかしないで預貯金においておくほうがいいわけです。

逆に、運用会社にしてみたら、この自分で選べない投資家の資金をキャッシュバックキャンペーンで呼び寄せるしかないんでしょうね。これって、このテーマがいけるとおもったら資金があつまりますが、終わった、とおもったら資金が逃げていくということでもあるわけです。この2本を紹介しているカブドットコム証券からして、「旬なテーマに飛び乗れ」と言っています。時期がきたら、「さっさと飛び降りろ!」って判断もしなきゃなりません。もちろん、飛び乗るのも飛び降りるのも自己判断、自己責任です。

 

で、この2つの投信「ワールド・ビューティー」、「サイバー・セキュリティ」はどうなの?


あんまり色物というかこういう、テーマ物には手を出さない、相場の天井面ではポートフォリオ分散がいいんじゃあないでしょうか?相場の天井ではよく会計不正が明らかになって、それが市況全体に冷や水をあびせるなんてことありますよね。だから、特定のセクターに偏った投資はリターンも期待できますが、リスクも結構たかくなるような気がします。でも、まだまだ相場もあがるという視点に立てば、サイバーセキュリティも美容もとっても有望ですよね。

ですが、いつだってお金の絡む話は自己判断、自己責任です。自分の意思で決断を下せない人は円の預貯金がベストなのはいうまでもありません。

日本株アルファカルテット、どうなの?設定の時点から投資家のことなんか考えてないファンド。

投信、何を買おうか迷ったら?ネット証券各社のランキングが参考になるかも?もうタイトルでおわかりのように今回は日本株アルファカルテット、チェックしてみました。ですが、まずは、先週末の楽天証券とカブドットコム証券の投資信託のランキングです。

まずは、楽天証券

つぎにカブドットコム証券

毎週、ランキングをみるたびにいろんな投資信託が出てきます。殆どは常連なのですが、クソファンドもちょこちょこ顔をだしています。

今回は、楽天証券のランキングに顔をだしている、日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)をみてみようと思います。運用会社は、大和住銀投信投資顧問です。同社のHPをみると、

市場の非効率性を前提として、アクティブ運用により中長期的に安定的な超過収益を確保することが、当社の運用哲学です。これを具現化するために、以下を実践しております。

  • グローバルな視点に基づくファンダメンタルズ分析の実施
  • 組織的なアクティブ運用の遂行
  • 一貫した投資スタイルの堅持とリスク管理の徹底

とあります。ETFやパッシブ運用とよばれる指数連動型投信を運用している会社とは一線を画すぞ、というこころいきが伝わってくるかのようです。ななのに、正直、しょうしょうがっかりです。だって、今回の日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)、ちょっとみてみましたが、例によってカバードコールで分配金の原資をとりにいく戦略をとっている、私の中のクソファンドの定義にぴったりはまっているんです。

比較用にチャートをのせますが、それにしても、アクティブ運用の意味がこの運用会社の人はわかっているのでしょうか?日経平均におもいっきり負けてますwww。

こちらが日本株アルファ・カルテットの運用開始日にあわせた日経平均。

で、下のチャートが、日本株アルファ・カルテットの設定来の基準価額の推移です。

日本株アルファカルテットの分配金を再投資にまわしたとしても、現在、基準化は128.95にしかなりません。つまり、1万円、投資して、払い込まれた分配金を再投資にまわしたとして、現在12895円にしかならないわけです。

 

同時期に日経平均は、13885円から、20055円に急上昇しています。20055÷13885=1.4443...と先ほどと同じ例でたとえるなら、1万円が、1万4400円程度にはなっていることになります。つまり、日本株アルファカルテットのベンチマークがどこにあるのかしりませんが、交付目論見書には、TOPIXのチャートをだしておきながら「TOPIXは当ファンドのベンチマークではありません」と書いてあり、不信感を感じます。こんなファンドに投資するくらいなら、日経225のETFをもっていたほうがずっと賢いことになります。

 

確かに、この日本株アルファ・カルテット、短期間で、配当利回りでみるとすごいんです。

100円×10=1000円。基準価額は4454÷4136=1.07…と7%上昇しています。たった10ヶ月で。これが一年だとしたら30%の利回りですよね。同時期の日経平均は、11月4日の引け値が16905円、8月4日が19952円ですから、ここだけみれば、分配金と基準価額の合計と、日経平均でみた場合は日経平均をアウトパフォームしています。

 

しかし、株式に投資しているはずの日本株アルファカルテットの基準価額の2016年4月から、2017年8月4日までの上昇率は、同期間の日経平均をかなり、下回っています。

 

してみると、こういう投資信託の理解はトレーディング感覚がよいのでしょうか?どうかんがえても、資産形成のために長期間保有し続けたら散々な結果になっているものばかりなのですから。基準価額が大幅に下がる。運用会社はこのままだと解約が相次ぐことになるから、分配金を増やす。その結果、基準価額はさらに下がるはず。ところが、足元の株高ですくわれている、そんな構図なのでしょうか?

毎月分配型投信の嫌なところは、買った時期、つまり、投資している期間というかタイミングでリターンが投資家間で大きくことなるってことにつきます。それが、日経平均とか市場の動きにそったものであればあきらめはつきます。しかし、このファンドのように、おそらくは運用会社の恣意で、分配金を増やし、低下した基準価額からみればすごくお得にみえる、そうやって資金をよびこもうとしているような気がして、短期の投資家にはよいのでしょうか、長期の投資家を目指す私には気持ちの悪いものにしか見えません。

セゾン投信、7月の月次運用報告

セゾン投信への口座開設は無事、終了。そして、月次運用報告のリンクがしるされたメールが送られてきました。

そこで、ちょっときになるチャートを発見。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド「組み入れ開始以来の投資先株式ファンドの値の推移(円貨建て)」というものです。米国、欧州、日本、

アジア、エマージングマーケットと5つの株式ファンドに投資しているわけですが、どう思います?5つの投資先ファンドの基準価額の値動きがほぼ同じって…結局、グローバリゼーションってこういうことなんでしょうか。

 

もちろん、これから金利が上昇したり、緩和から引き締めへと向かうことが明確になれば…いや、でも、おそらくはこの連動は続くのでしょうか?もし、そうだとするならば、これらの株式ファンドへの投資ってどんな意味をもつんでしょうね。おそらくは各地域の参照しているインデックスに連動した基準価額の推移ということになるのでしょうけれども、運用報酬を払って、得るものが、インデックスと同じ動きとは…株価が上昇一辺倒のときに、グローバル・リート・トリプルプレミアムや、豪州高配当株ツインαファンドのようなボロファンドに投資するのはあまりにナンセンスなのはいうまでもありませんが、それにしても、夢がないというか、自分で頑張れば頑張るほど、市場平均に収縮する、いやな感じです。だって、上のチャートからみるに、米国に投資するファンドの比重をマックスにすれば、最良の成績が、それ以外のファンドへの比重を増やせば増やすほど、成績が落ちるってことになるのですから。

 

それから、もう一つ、気になっていたのが、セゾン資産形成の達人ファンドの投資先ファンドの一つである、スパークス・長期厳選・日本株ファンド<適格機関投資家限定>です。こちらは…スパークス・アセット・マネージメントは、あれ、ソロスだったかな?有名な投資家の資金を運用していたことで有名なファンドマネージャー阿部修平社長の運用する投信を扱っています。成績はさぞかし…とおもいきや、「7 月度の騰落率は、日経平均株価の-0.5%、東証株価指数(TOPIX)の+0.4%に対し、スパークス・長期厳選・日本株ファンドは-0.6%でした。」って、あれれ?な感じですね。

 

もしかして…。と気になってスパークス・アセット・マネージメントのホームページ、アクセスしてみました。すると…まあいろいろあります。

もうすこしいろいろ調べてから書いていこうとおもいますが、良いものはすごく良いです。

たとえば、スパークス・新・国際優良・日本株ファンドは、同じ期間のTOPIXなら48.3%のリターンのところ、スパークス・新・国際優良・日本株ファンドは、193%のリターンな訳です。これは、これぞヘッジファンドって感じですよね。わずか10年で元本の2倍。

 

投信 なにを買おうか迷ったら?グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド毎月分配型はやめとこ!

証券会社に口座を開いた。入金もした。で、投信、なにかう?と迷っている方、いらっしゃるのでは?私もそうです。なかなか決められません。本屋いくと投資関係の本はあるけど、どれをかったら良いかの本は皆無だし、週刊誌や月刊誌も、ほとんどが個別株の特集ばかりで、投資信託については自分で、調べてかうしかないですよね。

 

そこで、いつまで続くかはわからないのですが、週末の暇な時間をつかって、カブドットコム証券と楽天証券の投信の買い注文ランキング、チェックしてみました。まずは、楽天証券から。

つぎにカブドットコム証券

相変わらずカブドットコム証券を利用している投資家の中には、豪州高配当株ツインαファンド(毎月分配型)なんてクソファンドを購入されているんですね。そして、今週は楽天証券で3位、カブドットコム証券では先週2位だった、グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド毎月分配型についてみてみようとおもいます。

運用はSBIアセットマネジメント、SBI証券の系列ですね。で、集めたお金をSBIアセットマネジメントが運用するわけでは有りません。実際には、

主として、外国投資信託証券「CS グローバル・リート・トリプル・プレミアム・
ファンド」(以下、「CSファンド」という場合があります。)への投資を通じて、
日本を含む世界のリート(グローバル・リート)※1へ実質的に投資すること
で、相対的に高い配当利回りの獲得と信託財産の成長を図ることをめざし
ます。
※1 グローバル・リートとは、米国リートETF、米国外リートETFを合わせた総称です。

CSファンドでは、グローバル・リートETF※2への投資に加え、「グローバル・
リート・トリプル・プレミアム戦略」を活用し、グローバル・リートへの投資を上回る
インカム収入の獲得をめざします。

※2 詳細については後掲「組入れ投資信託証券の概要※1、2」をご覧ください。

と目論見書には書いてあります。つまり、SBIアセットマネジメントはCSグローバルトリプルプレミアムファンドを運用する運用会社の下請けとして投資家の資金をあずかっていることになります。ですから、このファンドについて質問してもたいして答えられないだろうということが容易に想像がつきます。さて、ここまでで、ああ、いいじゃない!って思う人、たくさんいると思います。私も同意見です。

つぎに、

グローバル・リート・カバードコール戦略
グローバル・リートETFにかかるコールオプションを売却する
カバードコール戦略を活用し、リートのオプション・プレミアム
収入の獲得をめざします。

という文言が出てきます。

つまり、グローバル・リートへ投資します。これ自体は高配当が期待できます。この投資ポートフォリオと同じ値動きをするETFのコールオプションを投資家に売却します。

 

コールオプションというのは将来のある一定の期間内において、対象となる原資産をあらかじめきめた価格で買う権利のことをいいます。たとえば、今、300円の株を350円で買う権利をかったとしましょう。この権利には有効期間があります。仮に3ヶ月、株数を100株とします。3ヶ月後に360円に上がったとします。その場合、このコールオプションを購入した投資家は、権利を行使して、すぐ売却すれば360円の市場価格-350円(オプションの価格)の10円に数量の100をかけて1000円の儲けとなります。これはコールオプションの買い手からの見方ですね。

コールオプションの売り手の立場にたってみましょう。コールオプションの買い手に上記の権利を売りつけます。そのオプションの有効期間内に原資産の価格がオプション価格を上回ってしまったらその分の値上がり益を放棄する異なります。というのか、オプション価格より上の利益分はオプションの買い手がうけとることにります。そんなバカな!と思うかも知れません。しかし、もし、オプション価格に達しなかったらどうなるでしょう?なんと、そのままです。オプション、つまり権利の行使はなされませんので、権利を売りつけた分がまるまる儲けとなります。これがカバード・コールです。個人投資家で日経平均とかでやっていると言う話、たまにききます。株価の変動があまりまないという前提で有効になりますね。ただし、なんらかのイベントで株価が大きく変動するような状況だとオプション価格も上昇するかわりに、権利行使される可能性も高くなってきます。

 

結論として何が言えるか?というと、原資産価格、この場合、グローバルリートが大幅に上昇した場合、そ値上がり益を投資家が受け取ることはできない、ということになります。従って、この投資戦略をとる場合は、オプション売却によるプレミアムと配当金が利益の原資となります。どんどんリートの価格が上昇していった場合、オプションを行使されます。そうなると、せっかく安いときに買い付けたかもしれない原資産がアセットからどんどん消えていき、上記「③の戦略効果なし」をみていただきたいのですが、市場で売却した場合に比べて低いキャッシュが残り、そのキャッシュで原資産を買いなおすことになりますから、かえる株数は減少することとなりますよね。結果、受け取る配当金も減少し、また、コールオプションの売却も原資産が減少するわけですから、売れる権利の数も減少するので、このファンドの投資家に分配するための配当原資はダブルに減っていきます。

 

ギャンブルとしてみたら面白いとおもいますが、日本の投資家にとって世界のリート市場は身近とはいえません。そういう意味では、資産形成にはならないと断定してもよいでしょう。ぶっちゃけ素人が手をだしてよいような商品ではありません。この投資信託も、前回、ボロクソにけなした豪州高配当株ツインαファンド(毎月分配型)、もどちらも最低ですね。資産形成にオプションがむいているのかな?疑問です。さて、前回の運用会社はT&Dアセットマネジメント、今回はSBIアセットマネジメント、両社のクソファンドの共通点はなんでしょう?

 

どちらもクレディスイス系が元受となっているということでした。

豪州高配当株ツインαファンド(毎月分配型)では、クレディ・スイス・ユニバーサル・トラストⅡ-豪州高配当株・ツインαファンドへ資金がまわされ、そこから、豪州の株式への投資とオプションの売買をレッグ・メイソンとクレディスイスに委託するというものでした。

グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンドでは、CS グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド(適格機関投資家限定)へ資金がまわされ、以下同文ですね。

つまり、この投資信託で一番、利益を出すのは、クレディスイスグループ。

これらのファンドの販売証券会社である、楽天証券もカブドットコム証券も、買い付け手数料は無料なので両社にとっては顧客の資産をすり減らすだけの商品を無料で販売するっていう踏んだり蹴ったりな投資信託なわけですね。

豪州高配当株ツインαファンド(毎月分配型)も、グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンドも、初心者は買わない方がいです。

SMAMとさわかみ投信に口座開設!迷ったら全銘柄に同時、同額、投資でどう?!

まだ、投資にまわすお金、あまりないんですが、とりあえず、よさそうな会社に口座、開いときました。このブログ、始めたときは、カブドットコム証券と楽天証券と、セゾン投信だけで充分とおもっていました。でも、調べれば調べるほど、ほしくなるような投資信託をうっている会社でてきます。

で、三井アセットマネジメントSMAM、口座開設、申し込んできました。1000円から買える投資信託というのも魅力です。セゾン投信が5千円ですから独立系としては私の知る限り、もっともハードルが低いかとおもいます。

さて、独立系投信と言えば、忘れちゃいけないのがこの2社、さわかみ投信と、ひふみ投信ではないでしょうか?さわかみ投信の基準価額の推移です。緑の線グラフが基準価額です。アップダウンが激しいですね。99年に投資して、2006年から2007年にかけて一旦利食いして再投資してたらすごいことになっていますが、もし、99年に投資した投資家が2008年の半ばに死んだりしたら遺族は投信なんか…っておもうでしょうね。

つぎにひふみプラスです。

ちょっとみずらいので、

こっちのほうがイメージしやすいですね。緩やかに純資産価額を大きく伸ばしています。

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1000円から投信が買える!三井住友アセットマネジメントも投信直販!?

昨日の記事でもすこしふれました。投信の直販が広がりつつあると。選択肢は増えるけど、口座開設など面倒なことも増えます。なので、直販=なんでも歓迎なのか?一つ一つ、自分なりにみていきたいとおもいました。ってことで、三井住友アセットマネジメントの直販、SMAM直販ネット、アクセスしたよ。

 

でも「あなたは預金派?投資信託派?」って預金派の人はこのサイトには来ないよねw。

で肝心の三井住友アセットマネジメント、SMAM直販ネットの特徴ですが、

  1. 販売手数料・口座維持手数料無料
  2. シンプルなバランスファンド
  3. 1千円から積み立てOK

これ、当たり前のようでいて、結構重要なんですよね。

まず、販売手数料・口座維持手数料無料。T&Dのクソファンドはあんなボッタクリなのに、基本的には販売手数料を設定しているわけです。それに比べると、三井住友アセットマネジメント、SMAM直販ネットであれば、手数料がかからないというのはいですね。ETFと投資信託の違いで、そのもっとも特徴的なのは

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セゾン投信 口座開設が完了しました!

やっと、セゾン投信の口座開設が完了しました。時期をみて、スポットで投信を購入してみようと思います。セゾン投信の取扱い投信は二つしかありませんが、それでも、それぞれよく研究して、しっかり考えて投資しようと思います。

 

ちなみに、セゾン投信のように投資家へ直接投資信託を販売する会社、増えているみたいですね。今までは、投資信託は証券会社か銀行、郵便局とかでしか買えないものだとおもっていました。実際、最近まで、そういう状況だったと思います。ネット証券が個人投資家の投資判断をする際のプラットフォームとして浸透し、投資家は自己責任で資産運用をしなければならなくなってきました。どの投資信託へ資産を振り向けるか?を考えた場合、ネット証券では、アドバイスを一切しません。にもかかわらず、毎日、毎週、毎月のランキングは発表しています。当然、ランキング上位というのはみんな参考にしますよね。そうなると、買付手数料無料キャンペーンすると、そこでまず、投資家の目にとまります。そこで買い付けが行われれば、ランキングにのることも不可能ではありません。ランキングにのることで多くの申し込み(つまり入金)があれば、買付手数料を無料にしても、毎年、徴収する信託報酬がありますから、充分カバーできます。となると、本来、コストをかけてしっかりリサーチをしている運用会社にしてみれば、パフォーマンス勝負ではなく、マーケティングでまけてしまうということも起こりえます。

 

私には日系、外資それぞれの金融機関ではたらく知人が複数います。口をそろえていうのが、ネット証券が主流になるに従って、金融業に従事する人間の給料がどんどん下がっていった、と。必要なところにはコストをかけるべきだと思います。必要なところというのは経費だけではなく、優秀な人材への報酬や、成長すれば優秀に育つであろう人材への先行投資ですね。ところが、ネット証券の手数料低下競争の結果、そういうったことが難しくなり、結果、ほんの一部のお金を稼ぐスキルをもった人を大金で引き抜いてくる、あとは仕事にみあった対価をうけとるのみ、そういう状況になっているそうです。ネット証券に金融商品を卸している他の金融機関からみるとネット証券と取引をしていると採算があわないということなんですよね。

 

鶏が先が卵が先か?の議論になってしまいますが、ネット証券だけが悪いのではないと思います。もう一つ重要なのが、ETFだと思います。結局、プロがインデックスに勝てないという状況が過去に頻発しました。だから、ETFの方がいいじゃないか?!と。ETFを運用する外資の信託銀行が日本でぼろ儲けし、日本の証券会社もETFを組成するようになりました。じゃあETFを持っていれば資産形成になるのでしょうか?日本ではそこから先の議論のすすめない状況です。米国や欧州では、absolute returnの考え方があります。ぜったに資産を増やす。ヘッジファンドの考え方ですね。日本ではベンチマークに比べてどうか?という言い訳じみた稚拙な議論から結局、抜け出せることができませんでした。そしてETFへと資金が動き、さらには毎月分配型と、資産を増やすこととは関係ない方向へ向かっています。

 

独立系の投信会社という言い方があります。これはかって投信会社というのはその殆どが証券会社の子会社でした。その投信会社がつくった投信はどんなものでも系列の証券会社で販売してもらえました。これは美味しいですよね。市場の競争の荒波から保護されているようなものでしたから。そういう甘えの構造をもたない、というか持てない運用会社が自分たちのことを独立系と呼んだことからはじまったわけですが、彼らはパフォーマンスがすべてです。当然、パフォーマンをはじきだすためのコストも相当かかります。もちろん、規模の経済が働けば、つまり、系列の証券会社があって、その販売網で日本中の投資家に買ってもらえれば、報酬も低くできますが、そういうわけにはいかないから独立系な訳です。独立系は結果を投資家にみてもらう必要があります。数値に語らせるわけですが。が、ある年がたまたま良かった理由で、たくさんの資金が流入しても、翌年、成績が振るわなくて、換金(つまり資金流出)が増えてしまえば、膨大な量の事務が発生します。それは避けたい、でも、運用金額を増やしたい、そういうジレンマの中で、一番の近道はパフォーマンスであるということに気づいて投資家の信頼にこたえること(=良い成績をのこすこと)で着実に預かり資産をふやしている訳です。これからもどんどんこういう流れになってきほしいと思いました。