豪州高配当株ツインαファンド(毎月分配型)ってどうなの?!

楽天証券とカブドットコム証券の投資信託の月次ランキング、週末ごとにまとめてみました。

どれ買おうかな~なんて迷っている人いたら、参考にしてみてくださいね。ついでに気になった投資信託については取り上げて中身をいろいろみたりしてます。で、今回はカブドットコム証券のランキングの中にあった豪州高配当株ツインαファンド(毎月分配型)。

 

どんなタイプの投資家が、どんな背景でかっているのでしょう?これから豪州、つまり、オーストラリアの高配当株はよいのでしょうか?日本ではまったくなじみがないオートラリア株、不思議です。で、例によって、このファンド、毎月分配型で、基準価額は低くて、なので高利回りに見えます。だって、分配金が毎月70円あって、基準価額が3972円ですよ。70×12=840 840÷3972=21%以上!すごい利回りですよね、

 

さて、このファンド自体はオーストラリアの個別株には直接の投資はしません。投資家から預かった資金を運用会社のT&Dアセットマネジメントは、「クレディ・スイス・ユニバーサル・トラスト(ケイマン)Ⅱ–豪州高配当株・ツインαファンド」と「T&Dマネープールマザーファンド」に投資します。ちなみにクレディ・スイス・ユニバーサル・トラスト(ケイマン)Ⅱ–豪州高配当株・ツインαファンドは、

 

交付目論見書の「収益分配金に関する留意事項」のページをみると、残念なキーワードのオンパレードです。

●分配金は、預貯金の利息とは異なり、投資信託の純資産から支払われますので、分配金が支払われると、その金
額相当分、基準価額は下がります。

●分配金は、計算期間中に発生した収益(経費控除後の配当等収益および評価益を含む売買益)を超えて支払われ
る場合があります。その場合、当期決算日の基準価額は前期決算日と比べて下落することになります。
また、分配金の水準は、必ずしも計算期間におけるファンドの収益率を示すものではありません。

●投資者のファンドの購入価額によっては、分配金の一部または全部が、実質的には元本の一部払戻しに相当する場合
があります。ファンド購入後の運用状況により、分配金額より基準価額の値上がりが小さかった場合も同様です。

 

わかりやすくいうと、分配金は収益から支払われるとは限らない、収益がでていなくとも分配金を払います。それは投資家が払いこんでくれた元本から引くことになります。その結果、純資産価額はさがることがあります。と言うことですね。

さて、このファンドの純資産価額はどう推移しているのでしょうか?

基準価額は順調に下がり続けていますね。そして、分配金を再投資にまわしていたらどうなっていたか?を示す濃い青の線も随分、さえない動きをしています。

2012年に投資をはじめたとして、分配金を受けとらずに再投資したとして、いま、1万3千円というところでしょうか。

そこで、2012年にオーストラリアの株式指標に投資していたらどうなっていたでしょう?

ASX200指数、あるいはこの指数に連動する投資信託をつくって運用していれば、80%のリターンですから、1万3千円と1万8千円、ずいぶんな開きですよね。

このファンドのセールストークでもある、「オーストラリアの証券取引所に上場する高配当株式等※(以下「豪州高配当株」といいます。)を実質的な主要投資対象とし、相対的に高いインカムゲインの獲得と中長期的な信託財産の成長を目指します。」が実現できているとは到底いえませんよね。この値上がり益を打ち消すのが、コールオプションの売却によって入ってくるオプション・プレミアムでこれが配当の原資にまわるのならわかるのですが、最近の値動きをみていると、分配金を支払った額の分だけ基準価額が減少しているようにも見えます。購入時は4.32%、他に毎年1.9364%の手数料がかかります。ただし、カブドットコム証券、楽天証券ともに、ノーロードファンド、つまり、買い付け時の手数料は無料です。まあ、わざわざ手数料はらってまでこんなリスクをとる必要があるのでしょうか?

 

こういったファンドをほしがるのはどんな人なのでしょう?たとえば、配当という形で積み立てた金額を戻して欲しい。、そうすれば収益が計上できる。あとは野となれ山となれ、今だけよければいいんだ敵な短期的視野にたったニーズにはばっちりこたえているような気がします。いずれにしてもかなり細かくHPなどみたのですが、分配金を特別分配金と普通分配金にわけてしはらっているかどうかの説明はありませんでした。上のチャートからみる限り、そして、毎月分配とつけば毎月の分配金はその殆どが特別分配金ではないでしょうか?で、特別分配金には税金がかかりません。だからこの点を明らかにして欲しいところなのですが、どこにも記載がありません。すべて、普通分配金として扱われ、源泉徴収を受け、さらに基準価額もさがっているとしたらこんな踏んだり蹴ったりはないですよね。

 

ちょっと投資家をなめているんじゃないか?ってふとおもいました。T&Dアセットマネジメント、プレゼン用の資料は良く出来てきます。そして、読めば読むほど、こんな商品、普通の投資家に勧めなきゃいけないほど、他に投資対処はないの?こんなの理解できるわけないじゃんとおもいました。みなさんはどう思いますか?おそるべし、T&Dアセットマネジメント。

こちらがカブドットコム証券の人気ランキング

こちらは楽天証券

みかけの利回りにはだまされないようにしたいですね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントを残す

*