投信 なにを買おうか迷ったら?グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド毎月分配型はやめとこ!

証券会社に口座を開いた。入金もした。で、投信、なにかう?と迷っている方、いらっしゃるのでは?私もそうです。なかなか決められません。本屋いくと投資関係の本はあるけど、どれをかったら良いかの本は皆無だし、週刊誌や月刊誌も、ほとんどが個別株の特集ばかりで、投資信託については自分で、調べてかうしかないですよね。

 

そこで、いつまで続くかはわからないのですが、週末の暇な時間をつかって、カブドットコム証券と楽天証券の投信の買い注文ランキング、チェックしてみました。まずは、楽天証券から。

つぎにカブドットコム証券

相変わらずカブドットコム証券を利用している投資家の中には、豪州高配当株ツインαファンド(毎月分配型)なんてクソファンドを購入されているんですね。そして、今週は楽天証券で3位、カブドットコム証券では先週2位だった、グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド毎月分配型についてみてみようとおもいます。

運用はSBIアセットマネジメント、SBI証券の系列ですね。で、集めたお金をSBIアセットマネジメントが運用するわけでは有りません。実際には、

主として、外国投資信託証券「CS グローバル・リート・トリプル・プレミアム・
ファンド」(以下、「CSファンド」という場合があります。)への投資を通じて、
日本を含む世界のリート(グローバル・リート)※1へ実質的に投資すること
で、相対的に高い配当利回りの獲得と信託財産の成長を図ることをめざし
ます。
※1 グローバル・リートとは、米国リートETF、米国外リートETFを合わせた総称です。

CSファンドでは、グローバル・リートETF※2への投資に加え、「グローバル・
リート・トリプル・プレミアム戦略」を活用し、グローバル・リートへの投資を上回る
インカム収入の獲得をめざします。

※2 詳細については後掲「組入れ投資信託証券の概要※1、2」をご覧ください。

と目論見書には書いてあります。つまり、SBIアセットマネジメントはCSグローバルトリプルプレミアムファンドを運用する運用会社の下請けとして投資家の資金をあずかっていることになります。ですから、このファンドについて質問してもたいして答えられないだろうということが容易に想像がつきます。さて、ここまでで、ああ、いいじゃない!って思う人、たくさんいると思います。私も同意見です。

つぎに、

グローバル・リート・カバードコール戦略
グローバル・リートETFにかかるコールオプションを売却する
カバードコール戦略を活用し、リートのオプション・プレミアム
収入の獲得をめざします。

という文言が出てきます。

つまり、グローバル・リートへ投資します。これ自体は高配当が期待できます。この投資ポートフォリオと同じ値動きをするETFのコールオプションを投資家に売却します。

 

コールオプションというのは将来のある一定の期間内において、対象となる原資産をあらかじめきめた価格で買う権利のことをいいます。たとえば、今、300円の株を350円で買う権利をかったとしましょう。この権利には有効期間があります。仮に3ヶ月、株数を100株とします。3ヶ月後に360円に上がったとします。その場合、このコールオプションを購入した投資家は、権利を行使して、すぐ売却すれば360円の市場価格-350円(オプションの価格)の10円に数量の100をかけて1000円の儲けとなります。これはコールオプションの買い手からの見方ですね。

コールオプションの売り手の立場にたってみましょう。コールオプションの買い手に上記の権利を売りつけます。そのオプションの有効期間内に原資産の価格がオプション価格を上回ってしまったらその分の値上がり益を放棄する異なります。というのか、オプション価格より上の利益分はオプションの買い手がうけとることにります。そんなバカな!と思うかも知れません。しかし、もし、オプション価格に達しなかったらどうなるでしょう?なんと、そのままです。オプション、つまり権利の行使はなされませんので、権利を売りつけた分がまるまる儲けとなります。これがカバード・コールです。個人投資家で日経平均とかでやっていると言う話、たまにききます。株価の変動があまりまないという前提で有効になりますね。ただし、なんらかのイベントで株価が大きく変動するような状況だとオプション価格も上昇するかわりに、権利行使される可能性も高くなってきます。

 

結論として何が言えるか?というと、原資産価格、この場合、グローバルリートが大幅に上昇した場合、そ値上がり益を投資家が受け取ることはできない、ということになります。従って、この投資戦略をとる場合は、オプション売却によるプレミアムと配当金が利益の原資となります。どんどんリートの価格が上昇していった場合、オプションを行使されます。そうなると、せっかく安いときに買い付けたかもしれない原資産がアセットからどんどん消えていき、上記「③の戦略効果なし」をみていただきたいのですが、市場で売却した場合に比べて低いキャッシュが残り、そのキャッシュで原資産を買いなおすことになりますから、かえる株数は減少することとなりますよね。結果、受け取る配当金も減少し、また、コールオプションの売却も原資産が減少するわけですから、売れる権利の数も減少するので、このファンドの投資家に分配するための配当原資はダブルに減っていきます。

 

ギャンブルとしてみたら面白いとおもいますが、日本の投資家にとって世界のリート市場は身近とはいえません。そういう意味では、資産形成にはならないと断定してもよいでしょう。ぶっちゃけ素人が手をだしてよいような商品ではありません。この投資信託も、前回、ボロクソにけなした豪州高配当株ツインαファンド(毎月分配型)、もどちらも最低ですね。資産形成にオプションがむいているのかな?疑問です。さて、前回の運用会社はT&Dアセットマネジメント、今回はSBIアセットマネジメント、両社のクソファンドの共通点はなんでしょう?

 

どちらもクレディスイス系が元受となっているということでした。

豪州高配当株ツインαファンド(毎月分配型)では、クレディ・スイス・ユニバーサル・トラストⅡ-豪州高配当株・ツインαファンドへ資金がまわされ、そこから、豪州の株式への投資とオプションの売買をレッグ・メイソンとクレディスイスに委託するというものでした。

グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンドでは、CS グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド(適格機関投資家限定)へ資金がまわされ、以下同文ですね。

つまり、この投資信託で一番、利益を出すのは、クレディスイスグループ。

これらのファンドの販売証券会社である、楽天証券もカブドットコム証券も、買い付け手数料は無料なので両社にとっては顧客の資産をすり減らすだけの商品を無料で販売するっていう踏んだり蹴ったりな投資信託なわけですね。

豪州高配当株ツインαファンド(毎月分配型)も、グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンドも、初心者は買わない方がいです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントを残す

*