日本株アルファカルテット、どうなの?設定の時点から投資家のことなんか考えてないファンド。

投信、何を買おうか迷ったら?ネット証券各社のランキングが参考になるかも?もうタイトルでおわかりのように今回は日本株アルファカルテット、チェックしてみました。ですが、まずは、先週末の楽天証券とカブドットコム証券の投資信託のランキングです。

まずは、楽天証券

つぎにカブドットコム証券

毎週、ランキングをみるたびにいろんな投資信託が出てきます。殆どは常連なのですが、クソファンドもちょこちょこ顔をだしています。

今回は、楽天証券のランキングに顔をだしている、日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)をみてみようと思います。運用会社は、大和住銀投信投資顧問です。同社のHPをみると、

市場の非効率性を前提として、アクティブ運用により中長期的に安定的な超過収益を確保することが、当社の運用哲学です。これを具現化するために、以下を実践しております。

  • グローバルな視点に基づくファンダメンタルズ分析の実施
  • 組織的なアクティブ運用の遂行
  • 一貫した投資スタイルの堅持とリスク管理の徹底

とあります。ETFやパッシブ運用とよばれる指数連動型投信を運用している会社とは一線を画すぞ、というこころいきが伝わってくるかのようです。ななのに、正直、しょうしょうがっかりです。だって、今回の日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)、ちょっとみてみましたが、例によってカバードコールで分配金の原資をとりにいく戦略をとっている、私の中のクソファンドの定義にぴったりはまっているんです。

比較用にチャートをのせますが、それにしても、アクティブ運用の意味がこの運用会社の人はわかっているのでしょうか?日経平均におもいっきり負けてますwww。

こちらが日本株アルファ・カルテットの運用開始日にあわせた日経平均。

で、下のチャートが、日本株アルファ・カルテットの設定来の基準価額の推移です。

日本株アルファカルテットの分配金を再投資にまわしたとしても、現在、基準化は128.95にしかなりません。つまり、1万円、投資して、払い込まれた分配金を再投資にまわしたとして、現在12895円にしかならないわけです。

 

同時期に日経平均は、13885円から、20055円に急上昇しています。20055÷13885=1.4443...と先ほどと同じ例でたとえるなら、1万円が、1万4400円程度にはなっていることになります。つまり、日本株アルファカルテットのベンチマークがどこにあるのかしりませんが、交付目論見書には、TOPIXのチャートをだしておきながら「TOPIXは当ファンドのベンチマークではありません」と書いてあり、不信感を感じます。こんなファンドに投資するくらいなら、日経225のETFをもっていたほうがずっと賢いことになります。

 

確かに、この日本株アルファ・カルテット、短期間で、配当利回りでみるとすごいんです。

100円×10=1000円。基準価額は4454÷4136=1.07…と7%上昇しています。たった10ヶ月で。これが一年だとしたら30%の利回りですよね。同時期の日経平均は、11月4日の引け値が16905円、8月4日が19952円ですから、ここだけみれば、分配金と基準価額の合計と、日経平均でみた場合は日経平均をアウトパフォームしています。

 

しかし、株式に投資しているはずの日本株アルファカルテットの基準価額の2016年4月から、2017年8月4日までの上昇率は、同期間の日経平均をかなり、下回っています。

 

してみると、こういう投資信託の理解はトレーディング感覚がよいのでしょうか?どうかんがえても、資産形成のために長期間保有し続けたら散々な結果になっているものばかりなのですから。基準価額が大幅に下がる。運用会社はこのままだと解約が相次ぐことになるから、分配金を増やす。その結果、基準価額はさらに下がるはず。ところが、足元の株高ですくわれている、そんな構図なのでしょうか?

毎月分配型投信の嫌なところは、買った時期、つまり、投資している期間というかタイミングでリターンが投資家間で大きくことなるってことにつきます。それが、日経平均とか市場の動きにそったものであればあきらめはつきます。しかし、このファンドのように、おそらくは運用会社の恣意で、分配金を増やし、低下した基準価額からみればすごくお得にみえる、そうやって資金をよびこもうとしているような気がして、短期の投資家にはよいのでしょうか、長期の投資家を目指す私には気持ちの悪いものにしか見えません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

*