2017年 8月 の投稿一覧

「日本株式4.3倍ブル」ファンド、結構いい成績を出しています。

投資信託、何を買おうか?迷っているなら、ネット証券のランキング、参考になるかも…
ってことで今回も、8月弟2週がおわったところで、個人的に口座をもっているカブドットコム証券と、楽天証券のランキング、それぞれ各社からです。まずはカブトットコム証券。

で、次が楽天証券。

みんなが買っているから、自分も!というのは順張りの時は結構、うまくいったりします。ですから、ランキングをみるってかならずしも意味のないことではないと思います。もちろん、変な投資信託にお金が流れることもあるわけです。

ちなみに、3位の楽天日本株4.3倍ブルというのはブル=値上がり幅が4.3倍にレバレッジがかかったものです。

日本株4.3倍ブルってどんなファンド

私はずっと昔、米国株式市場でこういうレバレッジETFに投資したことがあります。スッテンテンになりました。長期でもつものではありません。こういう商品を投資信託というくくりにいれることに強い不信感を抱きます。

で、これがどんだけかっていうと…

チャートは週末の日経平均の日足です。8月9日にちょっと下がって、よく10日の木曜日も低く終わりました。

この週の売買で楽天日本株4.3倍ブルの購入が多かったということは、投資家の多くが、値下がりは一時的なもので、すぐ元に戻ると判断したということですね。だから、4.3倍のレバッレジ付きのものに投資したと。ところが、月曜日、19486円とさらに下がりました。15日の今日、すこしもどしましたが。

で、この日本株式4.3倍ブルの値動きですが、

と、8月14日に買えた人は4.3倍、日経平均が1.1%上昇ですから、良いパフォーマンスをあげています。

1年の基準価額の変移をみてみると

ちょっとわかりにくいのですが、2016年8月16日の基準価額が4227円。で、今日の引けが7437円。

対する日経平均ですが、

2016年8月16日が、16596円、で、15日が19753円。その差は歴然ですね。相場が一方向にうごくとき、強いですね。こういうファンドは。

 

絶好調のインド株式市場

で、いきなりですが、話変わります。このランキングとは別に、本日8月15日に楽天証券からメールがきました。タイトルは「「モディノミクス」期待で史上最高値!インド投資最前線」。つまり、インドの株式市場が調子がいいよ!という話です。もちろん、この手のメールはプロモーションですから、眉につばつけてみなきゃいけないのはいうまでもありません。

 

しかし、株価は正直です。このチャートはメールのリンク先をクリックしたらでてきた、インドの株価指数のチャートです。

 

で、インドは個人的にも旅行したことがあり、好きな国の一つではあります。このチャートをどう読むかは別として、好調に株価は推移しています。このこと自体、いいことです。今回、特に注意喚起したいのが、「無責任なメディア報道」です。(なので、楽天証券の悪口ではないです。念のため。)

 

このインドの指数をみて、とくに思い当たることがありました。みなさんはニュースとか経済系の週刊誌よんでいますか?私は…まあ、昔は片っ端から目を通していましたが、今は、「FACTA」と「選択」くらいです。

 

で、インドの経済が怪しいというのを選択の8月号で特集しているのです。しっかり読めば、記者は、特にインド経済に精通しているわけではなく、ネタがなくてかいたんだろうなあというのがわかります。しかし、そういう目でみることに慣れていない人にとっては、「そうなんだ!インドももう落ち目か?」と思ってしまう書き方です。

 

FACTAも選択も、ついでに日本経済新聞も、殆どすべてのメディアの殆どの記事で執筆者の署名がありません。無責任ですよね。ページ埋めるためにかいていると断定してもいいでしょう。

 

「選択」は書店では買えません。年間購読で郵送で送られてきます。私は購読しています。それは精度の高い分析を期待してのことでした。ですが、今回のインドの記事、がっかりですね。ちょっと愚痴っぽくなってしまいました。どのくらい記者が本腰を入れて書いていないか、明日、詳しく検証したいと思います。

 

ただ、間違いなくいえるのは、定性分析(数値化できないもの)は、素人(「選択」の執筆者のこと)が簡単に論じるべき内容ではないとおもいます。おそらく、「選択」の読者は経営者や、官僚、引退した教員など、世の中一般的には教養人とみなされる人々で、途上国投資というリスク資産(投資信託を含みます)へのエクスポージャーはないから、「ああ、そうか」でおしまいです。ですが、もし、インドの市況をウオッチしている読者がいたら、「何、書いてんだ!この記者はwww」というところでしょうね。

【カブドットコム証券】話題のサイバーセキュリティも!「本邦初ファンド取扱記念!キャッシュバックキャンペーン」

「ワールド・ビューティー・オープン」、「サイバー・セキュリティ・株式オープン」どんなファンド?

カブドットコム証券から「【カブドットコム証券】話題のサイバーセキュリティも!「本邦初ファンド取扱記念!キャッシュバックキャンペーン」の件名でメールがとどきました。この本邦発ファンド!いったいどんなものなのでしょう????ドキドキ!しながら本文をよんでみると…

旬なテーマに飛び乗れと題して、AI関連や美容関連の企業に投資するあたらしい投資信託2銘柄のPRでした。「ワールド・ビューティー・オープン」そして、「サイバー・セキュリティ・株式オープン」と、名称だけ聞くと、なんだか期待したくなっちゃいますよね。なので、ちょっとそれぞれについてみてみました。投資信託で何を買おうか?迷っている人がいたら判断の参考にしてもらえたらと思います。

ワールド・ビューティー・オープン


で、ワールド・ビューティー・オープン、カブドットコム証券のファンド情報の説明をみてみました。

日本を含む世界各国のビューティー・ビジネス関連企業の株式に投資を行う。ビューティー・ビジネス関連企業とは、委託会社の視点において、「人の美しさ」の向上に寄与する事業などを行い、今後の美容関連市場における成長の恩恵を享受すると考えられる企業をいう。株式への投資にあたっては、企業収益の成長性、財務の健全性、株価水準等を考慮して、銘柄選定を行う。原則、為替ヘッジを行わない。ファミリーファンド方式で運用。6、12月決算。

なんか、すごくいいこと書いてあるかのような気がしますけど、どうなのかなあ???一部のブランドの強い次代、相変わらずだと思いますけど。テレビ通販とか、みてるとユーグレナとかホソカワミクロンのとか、いわゆる資生堂のような業界の巨人みたいな会社以外の製品もあつかっているけど、店頭でみることってあんまりないような気がする。なにより、異業種と言えば富士フィルムも化粧品だしているけど、富士フィルム全体への業績、ひいては株価への影響ってどうなんだろう。どうせ、構成銘柄は海外もLVMHとかピノープランタングループのような、いつもの同じメンツになるんだろうなあって買う前からゲップがでてきちゃいますね。

サイバー・セキュリティ・株式オープン


このサイバー・セキュリティ・株式オープンですが、カブドットコム証券のファンド情報の説明によれば、

主として日本を含む世界のサイバーセキュリティ関連企業の株式に投資を行う。投資にあたっては、サイバーセキュリティの需要拡大および技術向上の恩恵を享受すると考えられる企業の株式の中から、持続的な利益成長性等を考慮して組入銘柄を選定する。アリアンツ・グローバル・インベスターズ・ユーエス・エルエルシーに運用指図に関する権限を委託する。原則として為替ヘッジを行わない。ファミリーファンド方式で運用。6月決算。

こちらも普通に、オラクルとかマイクロソフトとか、要するに時価総額が大きくて、簡単に株価が極端に上下にブレない銘柄への投資比重が高いんだろうなあってことが容易に想像がつきますね。

リーマンショック以後の市場の特徴として、全体があがっていればあがる、というわかりやすいインデックスの動きがありました。いままでの風向きがすこしかわろうという中で、個別のテーマは面白いとは思いますが、私のような貧乏人からすれば、こういう時こそ、ひふみ投信のようなファンドに運用をおまかせしたいですね。

 

運用会社は三菱UFJ国際投信、で、どうなの?


大企業だから仕方ないことなのでしょうけど、三菱UFJ国際投信って、旗艦ファンドはあるんですか?誰がどのファンドを運用しているんですか?その運用者の哲学は?そういうものがまったくみえないですよね。なんていうのかな。こういうファンドをつくってみたよ。投資家のみなさん、関心あるでしょ?!良かったら買ってね。オシマイ。

もちろん、こういう大手の運用会社も、運用担当者を前面に出して投資家に息長く所有してもらいたいと思っていた時代もありました。ですが、なんていうか、当時からそういう運用担当者のコメントを読んでも何もつたわってこないんですよね。結局、今はそんな風潮、ないですよね。

投信の運用会社にしてみたら、販売先のネット証券へのインセンティブというか、そのネット証券からの購入者に手数料のキャッシュバックキャンペーンをつけるような形で投資家の興味を引いてもらって、購入してもらって、残高を積み上げるしかないんでしょうね。で、そこから信託報酬を毎年徴収していくと。

この手数料無料とかキャッシュバックキャンペーンが主流になってしまった背景には、どの投信も構成銘柄が似てしまって、投資家がどれをかったらいいのか判断できない、ってこともあるかと思うんです。だから投資家は、結局、キャッシュバックキャンペーンに乗っちゃうわけですね。でも、冷静に考えれば、購入手数料が安いから買うんじゃあなくて、資産を増やしたいからリスクをとって、投資信託を購入するわけですよね。本末転倒です。購入手数料なんて、実際、たいした金額でもないわけです。そんなわずかな金額が惜しければ、投資なんかしないで預貯金においておくほうがいいわけです。

逆に、運用会社にしてみたら、この自分で選べない投資家の資金をキャッシュバックキャンペーンで呼び寄せるしかないんでしょうね。これって、このテーマがいけるとおもったら資金があつまりますが、終わった、とおもったら資金が逃げていくということでもあるわけです。この2本を紹介しているカブドットコム証券からして、「旬なテーマに飛び乗れ」と言っています。時期がきたら、「さっさと飛び降りろ!」って判断もしなきゃなりません。もちろん、飛び乗るのも飛び降りるのも自己判断、自己責任です。

 

で、この2つの投信「ワールド・ビューティー」、「サイバー・セキュリティ」はどうなの?


あんまり色物というかこういう、テーマ物には手を出さない、相場の天井面ではポートフォリオ分散がいいんじゃあないでしょうか?相場の天井ではよく会計不正が明らかになって、それが市況全体に冷や水をあびせるなんてことありますよね。だから、特定のセクターに偏った投資はリターンも期待できますが、リスクも結構たかくなるような気がします。でも、まだまだ相場もあがるという視点に立てば、サイバーセキュリティも美容もとっても有望ですよね。

ですが、いつだってお金の絡む話は自己判断、自己責任です。自分の意思で決断を下せない人は円の預貯金がベストなのはいうまでもありません。

日本株アルファカルテット、どうなの?設定の時点から投資家のことなんか考えてないファンド。

投信、何を買おうか迷ったら?ネット証券各社のランキングが参考になるかも?もうタイトルでおわかりのように今回は日本株アルファカルテット、チェックしてみました。ですが、まずは、先週末の楽天証券とカブドットコム証券の投資信託のランキングです。

まずは、楽天証券

つぎにカブドットコム証券

毎週、ランキングをみるたびにいろんな投資信託が出てきます。殆どは常連なのですが、クソファンドもちょこちょこ顔をだしています。

今回は、楽天証券のランキングに顔をだしている、日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)をみてみようと思います。運用会社は、大和住銀投信投資顧問です。同社のHPをみると、

市場の非効率性を前提として、アクティブ運用により中長期的に安定的な超過収益を確保することが、当社の運用哲学です。これを具現化するために、以下を実践しております。

  • グローバルな視点に基づくファンダメンタルズ分析の実施
  • 組織的なアクティブ運用の遂行
  • 一貫した投資スタイルの堅持とリスク管理の徹底

とあります。ETFやパッシブ運用とよばれる指数連動型投信を運用している会社とは一線を画すぞ、というこころいきが伝わってくるかのようです。ななのに、正直、しょうしょうがっかりです。だって、今回の日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)、ちょっとみてみましたが、例によってカバードコールで分配金の原資をとりにいく戦略をとっている、私の中のクソファンドの定義にぴったりはまっているんです。

比較用にチャートをのせますが、それにしても、アクティブ運用の意味がこの運用会社の人はわかっているのでしょうか?日経平均におもいっきり負けてますwww。

こちらが日本株アルファ・カルテットの運用開始日にあわせた日経平均。

で、下のチャートが、日本株アルファ・カルテットの設定来の基準価額の推移です。

日本株アルファカルテットの分配金を再投資にまわしたとしても、現在、基準化は128.95にしかなりません。つまり、1万円、投資して、払い込まれた分配金を再投資にまわしたとして、現在12895円にしかならないわけです。

 

同時期に日経平均は、13885円から、20055円に急上昇しています。20055÷13885=1.4443...と先ほどと同じ例でたとえるなら、1万円が、1万4400円程度にはなっていることになります。つまり、日本株アルファカルテットのベンチマークがどこにあるのかしりませんが、交付目論見書には、TOPIXのチャートをだしておきながら「TOPIXは当ファンドのベンチマークではありません」と書いてあり、不信感を感じます。こんなファンドに投資するくらいなら、日経225のETFをもっていたほうがずっと賢いことになります。

 

確かに、この日本株アルファ・カルテット、短期間で、配当利回りでみるとすごいんです。

100円×10=1000円。基準価額は4454÷4136=1.07…と7%上昇しています。たった10ヶ月で。これが一年だとしたら30%の利回りですよね。同時期の日経平均は、11月4日の引け値が16905円、8月4日が19952円ですから、ここだけみれば、分配金と基準価額の合計と、日経平均でみた場合は日経平均をアウトパフォームしています。

 

しかし、株式に投資しているはずの日本株アルファカルテットの基準価額の2016年4月から、2017年8月4日までの上昇率は、同期間の日経平均をかなり、下回っています。

 

してみると、こういう投資信託の理解はトレーディング感覚がよいのでしょうか?どうかんがえても、資産形成のために長期間保有し続けたら散々な結果になっているものばかりなのですから。基準価額が大幅に下がる。運用会社はこのままだと解約が相次ぐことになるから、分配金を増やす。その結果、基準価額はさらに下がるはず。ところが、足元の株高ですくわれている、そんな構図なのでしょうか?

毎月分配型投信の嫌なところは、買った時期、つまり、投資している期間というかタイミングでリターンが投資家間で大きくことなるってことにつきます。それが、日経平均とか市場の動きにそったものであればあきらめはつきます。しかし、このファンドのように、おそらくは運用会社の恣意で、分配金を増やし、低下した基準価額からみればすごくお得にみえる、そうやって資金をよびこもうとしているような気がして、短期の投資家にはよいのでしょうか、長期の投資家を目指す私には気持ちの悪いものにしか見えません。

セゾン投信、7月の月次運用報告

セゾン投信への口座開設は無事、終了。そして、月次運用報告のリンクがしるされたメールが送られてきました。

そこで、ちょっときになるチャートを発見。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド「組み入れ開始以来の投資先株式ファンドの値の推移(円貨建て)」というものです。米国、欧州、日本、

アジア、エマージングマーケットと5つの株式ファンドに投資しているわけですが、どう思います?5つの投資先ファンドの基準価額の値動きがほぼ同じって…結局、グローバリゼーションってこういうことなんでしょうか。

 

もちろん、これから金利が上昇したり、緩和から引き締めへと向かうことが明確になれば…いや、でも、おそらくはこの連動は続くのでしょうか?もし、そうだとするならば、これらの株式ファンドへの投資ってどんな意味をもつんでしょうね。おそらくは各地域の参照しているインデックスに連動した基準価額の推移ということになるのでしょうけれども、運用報酬を払って、得るものが、インデックスと同じ動きとは…株価が上昇一辺倒のときに、グローバル・リート・トリプルプレミアムや、豪州高配当株ツインαファンドのようなボロファンドに投資するのはあまりにナンセンスなのはいうまでもありませんが、それにしても、夢がないというか、自分で頑張れば頑張るほど、市場平均に収縮する、いやな感じです。だって、上のチャートからみるに、米国に投資するファンドの比重をマックスにすれば、最良の成績が、それ以外のファンドへの比重を増やせば増やすほど、成績が落ちるってことになるのですから。

 

それから、もう一つ、気になっていたのが、セゾン資産形成の達人ファンドの投資先ファンドの一つである、スパークス・長期厳選・日本株ファンド<適格機関投資家限定>です。こちらは…スパークス・アセット・マネージメントは、あれ、ソロスだったかな?有名な投資家の資金を運用していたことで有名なファンドマネージャー阿部修平社長の運用する投信を扱っています。成績はさぞかし…とおもいきや、「7 月度の騰落率は、日経平均株価の-0.5%、東証株価指数(TOPIX)の+0.4%に対し、スパークス・長期厳選・日本株ファンドは-0.6%でした。」って、あれれ?な感じですね。

 

もしかして…。と気になってスパークス・アセット・マネージメントのホームページ、アクセスしてみました。すると…まあいろいろあります。

もうすこしいろいろ調べてから書いていこうとおもいますが、良いものはすごく良いです。

たとえば、スパークス・新・国際優良・日本株ファンドは、同じ期間のTOPIXなら48.3%のリターンのところ、スパークス・新・国際優良・日本株ファンドは、193%のリターンな訳です。これは、これぞヘッジファンドって感じですよね。わずか10年で元本の2倍。